家族信託の受託者の孤独
善因善果。悪因悪果。因果律に従えば、良い考えをもって良い行動をすれば、良い結果が出るし、悪い考えをもって悪い行動をすれば、悪い結果が出る。
家族信託に取り組む方々は、良い考え(老親の財政を健全にして、その亡き後、可能なら家族にも少し承継させ、家計を楽にする。)をもっているのですが、良い行動が何なのか、悩むことが多いと思います。
「良い行動」を簡単な公式で表すと
家族信託による財産管理によって103歳までの資産寿命確保をする。
ということになります。
このことを家族全員が理解して初めて家族信託に心が宿ります。
とはいえ受託者の責任が明確になったということでプレッシャーは高まります。
やはり一人で背負う孤独から逃れられません。
受託者が良い行動を行い、結果を出せるように支援すること。
これは私たち家族信託の専門家のまた職責であると考えます。
組成から運営を考えるのではなく、ゴールから運営、運営から組成という逆算で考える。
それが家族信託を適正にし、受託者の方々を孤独から救う道だと思います。