民事信託【雛形さん】FREEの利用法1/3
動画はPRO版ですので、ここではFREEの利用法についてお話しをします。
雛形さんにログインすると、まず事前質問というコーナーがあります。
ここでは
①自分と家族で信託契約をするか、自分で自分に信託するか
②財産管理の方法は、管理か、処分か、はたまた運用か
③利益の交付方法は、委託者自身か、第三者か、あるいは受益権を分割して自分と第三者の双方にするか
④最後に委託者が死亡したときの相続方法は、遺産分割方式によるか、遺言方式によるか、あるいは連続させるか
という選択をしていただくことになります。
FREEでは②しか選択できません。つまり財産管理方法です。①(自己信託)③(他益信託・複層化)④(分割協議型権利帰属・受益者連続)はいろいろと高度で厄介な問題を含むのでPROだけです。
これが済みますと信託の土台が完成です。
次のページにすすみます。ここからは屋根をふき、壁を塗り、造作をしていただくことになります。
①信託財産は何?
②信託目的は何?
③委託者・受託者・後継受託者・受益者・後継受益者などなど。
財産に、目的を書き込み、で人を配置する。
普通の財産管理とちがってはじめに財産・そして目的ありきです。
でここまでが基本ですね。
FREEではやはり一部しか選択できないようになっています。
信託組成は、法律上の所有権と税務上の所有権をスパッと分けることから始まります。
法律上の所有権の設計・施工は以上でおわり。
税務上の所有権の設計・施工が始まります。
で税務上の所有権も、
信託財産の上に、受益権1個、ひとり委託者がこれをもつ。
そうすればいいのですが(無問題)、大体そこが「ずれ」てくるのです。
で、税務の落とし穴にハマる。
信託組成は、
A法律上の所有権の設計=法律家の真骨頂
B税務上の所有権の設計=税理士の真骨頂
という二重構造です。
Bの課題がないのに信託は危ないという法律家がいますが、明らかに勉強不足。手抜きです。
他方で、Aの課題だけではない(Bもある)のに、信託なら何でもできるという法律家がいますが、これは無知以外の何ものでもありません。
雛形さんPROでは、信託設計を機械的にすると税務上の落とし穴が出てくる【Z-ALERT】という機能もついてます。そんなものに頼らずに、知見とスキルを経験数で磨ければいいのですが。
あとは受益者代理人等、信託の期間や終了事由などをポチポチといれてダウンロードすると完成です。
あくまで雛形が完成。
わたしもこれで雛形までは5分かからず。
人定や物件情報いれて20分で契約書原案までつくります。
みなさんもぜひご活用ください。
本質的な仕事は財務コンサルティングですので。
では雛形さんFREEで「信託の家作り」を体験してください。