信託財務コンサルティング入門①
「信託財務コンサルティング」の基本理論についてお話をしていきます。
この基本理論の目的は、だれでも家族信託を活用して依頼者の財務のコンサルティングができるようになるためです。
財務とは、依頼者が財産を管理・処分し、資産として運用して収益化し、もって受益者の幸福を実現し続けることを意味します。
コンサルティングとは、問題を発見し、解決の対策を選択し、その結果を見届け、軌道修正することです。
つまり、依頼者に成功をもたらすことがコンサルティングです。
そして、依頼者の成功には、絶対的な法則があると考えています。
その法則とは、自然の摂理に従い、素早く行動し、時間と体そして資産という制約のある資源を集中させることです。
しかし、その簡単な法則にすら従えないのが人間です。なぜか。法則というのは人間が頭でこしらえた概念であり、それは固定化されている反面、人間というものはどこまでいっても流動的なものであり、瞬く間に変化しているからです。概念と人間という構図。
人間の脆さに共感し、敢えて行動をする勇気をもたらす考え方をお腹に落とし、行動させること、それがコンサルティングです。