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Make a mistake when upset

Make a mistake when upset

どんなに訓練しても人はミスをします。

人は行動しないと生きていけないものです。
でも人は動くと、「感覚・知覚が揺れる=理解が誤る=判断が誤る=行動が誤る(認知科学的なセオリーです。)」ということになります。
感覚・知覚のズレ(自分からの距離・角度が変化)が出ると自分で修正しない限りすべてを間違うということです。でもそれができる人は少ないと思います。無意識状態で発生するそのズレを突かれてミスというものはたいてい発生します。

【人は完璧ではない。】

これを前提に自分も組織も動かしていく必要があります。

動揺によるズレ。ズレによるミスを減らす。

その仕組みが必要になります。

それはどうしたらよいか。

人間は完璧ではないので「ミスをおそれない仕組み=制度、風土、文化が必要」です。

ミスを取り上げ、真の原因まで掘り下げ、正しい位置を覚える。集団で再現可能にする。時間の力を使って作り上げるものです。

他者を即時に矯正したいのであれば、恫喝をかまして、相手を動揺させ、思考停止させて、弱点を突く。
しかし、これは競争、ゼロサムゲーム、殺し合いの手法です。
即効性はありますが、常にこれをやっていると危険です。
みな消えていきます。

生かし合いの我々の世界では、この手法だけでは、いけません。
生かし合いの世界では、他者の弱点は見ない。
他方で他者の強みを見つけていく。
そして褒める。褒める。褒める。

他者がミスがしても、他者を非難せず、傾聴し、平静に観察し、そこから確実に何かを学ぶ。

人がミスを恐れず、前向きに挑戦していけるようにする仕組みが、個人の頭の中、そして組織において、制度を超えて、風土・文化にまで醸成されていくことが、もっとも大事だと思います。

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