家族信託預金口座の必要な理由④
ケース3
受託者が死亡した場合
受託者が死亡した場合も、受託者の交代になります。
この場合、受託者の交代をどういう手続きで行うのか、問題になります。
信託口であれば、受託者の相続人の関与の要否は金融機関によって違いこそすれ、最後は受託者の後継人に移管できるでしょう。
信託口でなければそうはいきません。
受託者の相続人のものになってしまう可能性があります。
ここでも帳簿をつけているなどで証明できればいいのですが、やはり不安が残ります。
やはり信託口としてしっかり別勘定で管理していくことが受託者としては大事な仕事だと思います。
以上のように家族信託専用口座はとても大事な機能を果たしますので、その必要性を理解しておきましょう。